2018年03月19日
異業種から学ぶことの重要性
皆さま
こんにちは。司法書士の清水です。
私が所属する戸塚泉栄工業会では年に数回、工場視察に伺う機会があります。
視察先は、一見すると司法書士業務とはまったく関係のないところばかりですが、異業種だからこそ学ぶべき点は多々あります。
ふだん思いつかない観点や発想に触れたりすることができたり、士業という自分の立場を客観的に見つめ直す機会になります。
先日は、海老名にある『泉橋酒造梶@様』に行きました。
この酒造会社は、神奈川に少数しかない酒蔵で「酒造りは米作りから」の信念のもと全国でも珍しい「栽培醸造蔵」として酒米栽培から精米・醸造まで一貫して行っています。
地元の農家とともに、酒米を自ら作り農業の活性化や環境保全、地域の農産物の活用に徹底的にこだわっています。
泉橋酒造のHP
現場で働く社員の方々ともお話をする機会がありましたが、一本筋の通った経営方針を会社全体で共有しそれを体現していこうという気概を感じました。
自分たちの存在意義をお酒を消費してくれる呑み手だけではなく、ともに酒米を栽培してくれる地元農家など地域のためと広くとらえ、地域活力の増進に貢献しているという自信や誇りをもって仕事をされている様子が垣間見られました。
このような姿勢は事務所経営を考える上で大変参考になりました。
私も折に触れ、地域の皆さんに信頼され、地域になくてはならない存在になるためにどのような姿勢で日々の業務に取り組んでいったらよいのか社員と語り合うことがあるのですが、社員には自身の業務にやりがいや誇りを感じてもらいつつも、広い視野で事務所のあるべき姿を一緒に模索してもらえるよう対話を深めていこうと心新たにしました。