「オーケストライフ戸塚・泉・栄」発足のゆきさつ

福祉や行政の声を受けて発足
事務局である司法書士法人あいおい総合事務所は、区役所、社会福祉協議会、ケアプラザなど福祉関係者および士業関係者、地域の経営団体など幅広いネットワークがあります。
また、当事務所では、区役所やケアプラザと連携し高齢者や障がいのある方の老後の人生設計および家庭裁判所から選任された後見人としての財産管理・生活サポートをなどをお受けしています。
在宅生活をサポートしているケアプラザの職員さんやケアマネジャーさんにお話を伺うと、福祉や法律的な支援だけでは解決できない様々な日常の問題を抱えていることを知りました。
ご自宅で生活している方をサポートする際には、日常生活上の幅広いサポートが必要となりますが、例えば雨漏りがしたときに、「たくさんある業者の中からどこに依頼したらいいのか」、「お独り暮らしの家に知らない業者を入れるのが心配」、「数社から見積もりをとったのはいいが、金額にバラつきがあり不安」など数々の心配事が聞かれました。また、不必要なリフォーム工事を勧められたり、簡易に作業が済めば数万円程度が相場とされる修理に数十万〜１００万円超の高額請求をされるなど被害にあっている方々のご相談も非常に増えております。
このようなケアプラザやケアマネジャーさんたちの声を受け「何とかして協力できないか？、サポートをしやすくできないか？」「支援者の皆さまが介護や生活サポートなど本来の業務に専念していただけるような環境づくりをお手伝いしたい」という想いにかられ、これまで地域の法人会、商工会、工業会などの公益団体で築いた関係性を活かし、地域の信頼できる業者にその必要性を理解してもらい、ワンストップで住まい・くらしの問題を解決できる「オーケストライフ戸塚・泉・栄」を１年半かけて2018年に立ち上げました。
何か困ったときにはご自身でインターネットや電話帳などで業者をあちこち探すことなく、事務局に電話をしてくだされば適切な業者を手配してもらえるということから、地域の皆さんに大変喜んでいただいております。

更なる活動の広がりに合わせ法人化へ
活動を続けていくなかで、個人のお客様だけではなく、町内会やNPOなど地域で活動されている団体の皆さまからも住まいやくらしの問題や地域づくりに関する様々な相談を寄せられるようになりました。
そこで、地域の人々の住まいやくらしに様々な問題、課題に向かい、それらを協働で解決することで、心豊かなくらしの実現とともに地域社会の発展に寄与することを目的に、2020年7月には、「一般社団法人オーケストライフ」を設立いたしました。

これからも、住まいやくらしに関する様々な分野の専門知識や技術、経験などそれぞれが持つ資源を活用し、お客様のこんなサービスがあったら便利だなぁという声にお応えし、地域の元気につなげていきます。