2020年03月23日
こころに晴れ間を くらしに活力を 相続 編 vol.1「あなたの家の相続トラブル問診表」
みなさま こんにちは! 司法書士の清水です。
当事務所は、2001年に事務所を開業してから20年に渡り、年間800件以上のくらしにまつわる様々な法律相談を受けてまいりました。 このブログは、これまでの20年間の実際の経験にもとづき、みなさまのより良いくらしにお役立ていただくためのブログです。
最近、当事務所には相続に関するトラブル若しくはトラブル予防に関するご相談がとても増えております。
その原因は様々ではありますが、これまでの経緯や家族との関係性から、なんとなしに感覚的に我が家のトラブルを予兆を感じられているのでしょう。実は相続トラブルというのは、相続ではじめて生じるというわけではなく、これまでくすぶっていたトラブルの原因が積み重なり、相続の開始とともに一気に顕在化するというものです。ですから、相続がはじまる前に対応策や予防策を講じることがとても重要になってきます。
そこで今回は、相続に際しトラブルになるリスクの高い事項について、お話しをしてみたいと思います。
もし、以下の一つでも当てはまる場合には、遺言を作成したり、生前に話し合いをする、その他予防策を講じるといった対策をなるべく早めにしましょう!
□1 夫婦の間に子供がいない
□2 前妻(夫)との間に子供がいる
□3 独身で子供も親兄妹もいない
□4 親に多額の借金がある
□5 親が認知症などで意思の確認が難しい
□6 面倒を看てくれている長男の嫁など相続人以外の人に財産を渡したい
□7 以前から相続人の間でトラブルやギクシャクした関係である
□8 相続人の中に連絡が取れない行方不明、音信不通の人がいる
□9 主だった資産が自宅しかない
□10 親の介護している子供としていない子供がいる
□11 亡くなった祖父母の名義のままの不動産がある